どっちがいいの? 個別学習塾と集団学習の違い

そろそろ高校受験もあるし、子供を塾に通わせないとなぁ…なんてぼんやり考えている中学生の親御さんは多いのではないのでしょうか?

そして実際に最寄りの塾を調べてみると、集団塾と個別学習塾とがあって、どちらを選べば良いか迷われたりしていませんか?

将来にも関わる受験…自分の子供にとって最善の選択をしたいですよね。

集団塾の特徴とデメリット

個別学習塾と集団塾の違いとして、集団塾はプロの講師が指導します。

そして、学校の成績だけではなく、入試などを目標とした勉強のカリキュラムがたてられているので、積極的に授業を受ける子はグングン伸びます。ただし、そんな集団塾にも落とし穴があるのです。

その1:もし授業についていけない場合、成績は上がらない

子供が授業についていけない場合でも、クラスの勉強スケジュールはすでに組まれているので、一人のために遅らせるわけにはいかず、どんどん授業は進行して行きます。

その2:積極的な子じゃないと先生に質問がしにくい。

大勢の前で質問ができるような子であれば問題ありませんが、そうではない子だと質問がなかなかできず、わからないことをわからないままにしてしまうケースもあるそうです。

個別学習は集団塾とは違い、生徒ひとり一人に合わせたカリキュラム

集団塾とは大きく違って、個別学習塾の強みにもなるのは、なんといっても子供の実力・学習段階に応じて、ひとり一人に寄り添ったカリキュラムを組み立ててくれることです。

塾に通っていて「勉強についていけないことなんてないでしょう?」と当たり前に思っている親御さんも少なくはないですよね。でも、実はそんなことはないのです。

なぜなら集団塾の場合だと、はじめの段階でつまづいて勉強についていけなくても、とりあえず座って授業を受けて、終わったら帰ることが可能です。
集団塾に通う場合は、例えその日に何も学習しなかったとしても帰れてしまうんです。

何も得ることなくやり過ごす頻度が上がれば、周りにはとてもついていけなくなりますよね。

それに比べて、マンツーマンで勉強を進める個別学習塾では、先生の目が常に生徒に向かっているので、サボることはほぼ不可能です。

ひとり一人に寄り添ったカリキュラムを組むからこそ、「勉強についていけない」というリスクを回避できるんです。そのため、必然的に勉強内容の質・学力は上がっていきます。

それなら個別学習塾のデメリットとは?

個別学習塾でのデメリットは、授業内容の進行速度が遅い場合がある、または滞ることではないでしょうか。

個別学習塾だと、わからないことがわかるようにならないと次に進めないことがありますので、集団塾に比べたら授業の進み具合が、子供によってはゆっくりになってしまうケースも。

もし志望校に学力が届いていない場合、受験までにしっかりとスケジュールを組み、そして滞りなく勉強を進めていくことが必要になります。

個別学習塾で成績アップするために必要なこと

個別学習塾にきちんと習い事として通っていても子供の成績が上がらない場合は、何に原因があるのかを親はしっかり見極める必要があります。

親御さんが通わせたい塾(例:勉強内容のレベルが高い)と子供の実際の学力にギャップがある場合は、子供にとって大きな精神的ストレスになりますので、親はまず自分の子供の学力がどのレベルにあるのかを客観的にみる必要があります。

そのため、塾で面談などができるようなら積極的に受けて、少しでも気になる点があった場合は塾に直接確認をしていきましょう。子供とはいえ、受験勉強の難しさや成績が思ったよりも伸びない焦りなど、親の知らないところでいろいろと抱え込んでいるのかもしれません。

そうなると志望校をワンランク下げることになったり、最悪、勉強自体を投げ出してしまう可能性まで出てきてしまいます。

勉強や受験対策を個別学習塾の先生にすべて丸投げをするのではなく、親も子供が安心して勉強ができるように環境を整えてあげることや精神的な不安を取り除いてあげることが、お子さんの成績アップにつながりますよ。

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